織部カップ 一客の器

一客の器

以前は先ず5個組を前提に作っていた。だから1つ、2つ買って貰う時はバラすという感覚だった。長らくそういった感覚は続いていた。揃えて作るのも大変だと思う。

でも今は少し変わった。1つが基準になった。変な言い方だけど一客の器。

普通食器はリピートして作るが一客の器はリピートを前提にしない。その時その時作りたい物を作る。だから面白いと思う。そして写真でいうと単写真ではなく組写真の感覚で捉えている。同じ窯のものをだーっと並べて見て貰う感覚。

織部の呼び方は色々あるけれどこれらのカップは青織部になる。今やってる例の3点セットのカップです。考えてみたら轆轤で挽いても殆ど手けずりでそれも出来るだけ柔らかなうちにするのが好み。中には半分へたった様な、あと少しでアウトみたいな物もできる。狙ってるわけでも無く傾いてる時さえある。

でもそれはそれで気に入っている自分がいる。

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